家の買い時はいつ?『JUST KEEP BUYING』で人生を逆算してみた

本の紹介

こんにちは、ニトリ店員のえぬです。本日はいつもの家具・家電ではなく、最近読んでガツンとやられた一冊、『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』(ニック・マジューリ著、児島修訳、ダイヤモンド社)と、そこから本気で考えた「家の買い時」の話を紹介していきます。

「ニトリ店員なのに本の紹介?」と思われたかもしれませんが、理想の暮らしとお金の使い方は切っても切れない関係です。店頭に立っていると「家を買ったので家具を一式そろえたくて」というお客様に毎週のようにお会いします。そのたびに心のどこかで思っていた「じゃあ自分はいつ家を買うのが正解なんだろう?」という問いに、この本は容赦なく答えを突きつけてきました。

家の買い時は「気持ち」ではなく「条件」で決まる?

本が示す、家を買っていい人の3つの条件

この本はデータサイエンティストである著者が、約130年分の統計データをもとに「貯金と投資の思い込み」をバッサバッサと斬っていく一冊なのですが、私が一番ページをめくる手が止まったのが住宅購入の章でした。家を買っていいのは、ざっくり言うとこんな条件がそろった人だと言うのです。

  • 10年以上はその土地に暮らす予定がある
  • 公私ともに安定した生活を送っている
  • 経済的な余裕がある

……はい。私、1つ目の条件で即アウトです。なにを隠そう、えぬは転勤族。「10年以上同じ土地に住む予定」なんて、辞令1枚で吹き飛ぶ暮らしをしています。マイホームの夢、開始3秒で終了かと思いました。

でもこの本のいいところは、「条件がそろっていないなら買うな」で終わらず、「じゃあ買えない人は今なにをすべきか」まで考えさせてくれるところです。

買えない今は「頭金をためる期間」と割り切る

住宅ローンを組むとき、銀行の融資の場面でよく引用される頭金の目安が物件価格の20%という数字です。仮に3,000万円の家を買うとしたら、頭金は600万円。なかなかの金額ですよね。

つまり転勤族の私が今やるべきなのは、住宅情報サイトを眺めることではなく、いつか条件がそろった日のために600万円の一時金をためておくこと。買い時は急に来ます。そのとき頭金が一晩で生えてくることはありません。「買えない時期」は「準備できる時期」なんだと、この本に発想を変えてもらいました。

600万円をどうためる?現金よりETF・国債という選択

では600万円をどうためるか。年100万円ずつためるとして、単純計算で6年かかります。ここで効いてくるのがこの本の考え方で、使うまでに3年以上かかるお金なら、現金で寝かせるより債券などで運用したほうが有利になりやすいというもの。6年がかりの頭金づくりは、まさにこのパターンです。

なので私は、頭金用のお金は普通預金に置きっぱなしにせず、ETFか国債あたりでためていくつもりです。「いつ使うか」がだいたい読める長期のお金ほど、現金のままにしておくのはもったいない。

※このあたりは「えぬはこう考えた」という個人の考えであって、投資助言ではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。

逆算してわかった、お金の学びには「期限」がある

27歳の私で、ゴールは33歳。正直ぎりぎり

ここで人生を逆算してみます。今27歳の私が年100万円ペースでため始めて、600万円に届くのは33歳。そしてわが家にはもうすぐ子どもが生まれる予定なので、33歳のころにはその子はもう小学生になっています。

「小学校に上がる前にはマイホームを」なんて話をよく聞きますが、今この瞬間に「ため方」まで決めた私ですら、タイミングとしてはぎりぎりもいいところ。1年迷えばゴールも1年ずれます。つまり、お金のため方・使い方を学ぶタイミングには、はっきりと期限があるということです。

ためる「額」より先に、ためる「方法」を決めるほうが先だったんだね…

だから「20代後半に突入したら読む一冊」として薦めたい

正直、この本を20歳で読んでいたらもっと余裕のある逆算ができたはずです。でも30代後半で読んでいたら「もう遅いかも」と落ち込んでいたかもしれません。家・子ども・転勤といった人生のイベントから逆算すると、この本の賞味期限が一番おいしいのは20代後半だと私は思います。

投資の本というと「とにかく節約して全部投資へ!」みたいな根性論を想像するかもしれませんが、この本は逆で、「思っているほど貯蓄はいらない」「人生のステージに合わせてお金の置き場所を変えよう」という、暮らしに寄り添う内容です。だらだらコスパ暮らしを目指す当ブログとも相性ばっちりでした。

まとめ

  • 家を買っていいのは「10年以上住む・生活が安定・経済的余裕」の3条件がそろった人
  • 条件がそろわない今は、頭金(物件価格の20%、3,000万円なら600万円)をためる準備期間
  • 3年以上かかる貯蓄は、現金よりETF・国債などの債券で育てる選択肢を
  • 27歳で始めてもゴールは33歳。お金の学びには期限があるから、20代後半に突入したらぜひ読んでほしい一冊

あなたの暮らしが良くなりそうと思ったらぜひ買ってみてね!目指せだらだらコスパ暮らし!

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